【視野を広く。目線を変えた事によって変わるものとは…】
早速ですが、タイトルの通り今回は「目線」についてお話しましょう。
特に「真っすぐライダーから卒業したい」「斜めに滑っていきたい」「なかなかうまく斜めに滑っていけない」方には必見か!?
さてさてテイクオフの瞬間から自分が進みたい方向を見ていますか?
足元見たり、ノーズ見たり、一点に集中しすぎて波全体を見てなかったりとしていませんか?
気持ちは分からなくはないですが、意識する場所が少し違うのではないかなと思います。
今回も画像と共に解説していきます。
もう、はっきり分かりますね。(行きたい方向に顔がしっかり向いている)
画像には黄色の線がありますが、このあたりを見ているんです。
星の部分をバババッと一瞬で見極めどういう形で崩れてくるか、ボトムはどこか、先(ショルダー)がどこまで続いているかを判断する。
※ちなみに三角印はもしかしたら人が居るかもしれない。自分とその人の距離にもよるが遠くてそのまま自分が進んでもぶつかりそうではないと判断したらGO。
距離が近く、ぶつかってしまうかもしれないと自分に避ける技術が無いと判断したら、その波は諦めてまっすぐ浜の方へ滑りましょう。
乗りながら見る場所、考える事が多いですが意外にもサーフボードがちゃんと進むべき方向に向いて滑走してれば(体勢や体重のかけ方等がマッチしている状態の話)
波の動きが遅く見えてくるので余裕がでて見えてくると思う。
「そんなの分からん!」と思ったら、波に対してボードを向けている角度や斜めに気持ち良く滑っていける波(ダンパー等)ではないのでないかと考えられます。
上の画像からほんの数秒経過した瞬間。(右矢印が崩れかけている、真ん中は波がきりたっている箇所、左はうねりの状態)
この画像を見て「チューブ(筒状)になる波」と分かったら、この波の数秒先(ブレイクしていく風景)がイメージできているやり手の方ですね(笑)
3つある矢印の中で中心の矢印は、少し盛り上がっています。
この部分に気をつけないと崩れてきた波に体があたり、バランスを崩しやすくなる可能性がある。
とまぁそれは良いとして、とにかく「視野を広くとる事」によって波全体が見れるようになるし
安定感も違ければ、心?頭?の余裕が出てくる。
となると、乗りながら次にどうしたら良いか(対処)が分かってくるのではないでしょうか?
ここから少しレベルアップして中級者編となります。(リッピングやローラーコースターしている時の見ている場所)
この波のトップを見ると少し光にあたって薄く透き通って見えるのが確認できますね。
ここがリッピングをしかけやすい波の箇所です。
ここへ向かうにはまずボトムターンの時に速度や角度を調整し合わす必要があるのですが…
でも今は目線等のお話なので気になる方は私に聞きに来てください(笑)
目線はリップから外さない事。
※ちなみに、左手が見えますがこの左手が先行動作となり重要なポイントでもある。
ボードを返すぎりぎりまで崩れている場所を見ています。
※左手をボトム(波の下部)に向けさせていく。
ボードの裏面(ボトム)に波の当たる感触が伝わった瞬間にショルダー(崩れていないところ)を見ていきます。
※指先が向いている方向にボードは降りていきます。
ここで矢印がありますね、ここにはリップがしやすい箇所がありそこへ向かっていきます。
※左手が波の斜面側に見えますね、これだけ先を見ていても左手が見えると言う事は腰より高い位置に持ってきているので
ボードも自然に上がっていきます。
おっと!ここで右手が見えましたね。これはアップスダウン(ボードの速度を上げる為の動作)を行っている証拠。
上の画像の矢印まで少し距離があったので、それ以上波が崩れないように加速(アップスダウン)していきます。
※背中側にあった右手を体の前に持っていく事で前足に重心が乗りやすなる。
ボードを当てに行く箇所をしっかり見て標準を定める。
※ボトム側にあった左手を胸より高く上げていく事によって、後ろ足に重心が加わりノーズが上がりやすくボードも上がりやすい。
ボトム面に波が当たったら目線をボトムの方へ向けていきます。
※右手を前に出すことによって、体の正面を浜の方へ向きやすくしています。
※ここで左手を回し過ぎると体の重心(軸)がおかしくなり、バランスが悪くなるので控えめに。
以上が上手なサーファーが見ている目線でした。