WaterDoor Tips

2015年11月19日

【プルアウトの仕方】

今回は「プルアウト」について♪

その前にプルアウトとは、波乗りしている最中に途中でライディングを中止し波の背に回る事を言います。

実際に動画で見ると分かりやすいと思います。

またプルアウトにも色々な種類があり、使う用途で変えていきます。
今回はショートボードでのプルアウトをお話します。

プレゼンテーション1
ボトムターンからのプルアウト

ショルダーが張らずにショートライドで終わってしまう様な波と判断した時などに使ったりします。

この時点から徐々に後ろ足に体重をかけていく。

また見ている場所は波のトップ周辺と沖を見ていく事が大事。

2プレゼンテーション1
余計な力は必要なく徐々にヒザを伸ばして行き(後足体重)ボードをトップへと向けていく。

その際に左肩を沖側へ向けさせるとよりボードは回転しやすくなり波の裏側へ向きやすくなります。

3プレゼンテーション
ボードが上がりはじめたら(斜面の中腹から上)、体を開き体の正面が沖に向いている形をとっていく。

ヒザはほとんど伸びきった状態となっていますがここから…。

4プレゼンテーション
波の状況によってはすぐさま腹這いに戻るようにしたり、そのまま波の背を滑り下りるように立ったままでいるか。

この時は腹這いに戻るような形をとる為、前足のヒザを曲げて後ろ足一本で支えている様な状態。

5プレゼンテーション
ここから体をボードに寄せていき、波の反発も受けるのですぐさまボードを掴める様に構える。

一瞬の出来事なので、少しでもタイミング(体をボードに寄せる)がずれるとボードがふらつきやすくなるので気をつけて。

6プレゼンテーション
もう後は腹這いになるだけです。

この時点で腹這いに戻るので、すぐさま沖へ向かう事が出来ます。

しかし、上記にも書いたが波の状況でプルアウトの仕方が変わるので判断が難しいけどやってみるしかない(笑)

もし何万回もやってみてだめだったら、スクールへ来てください(^^

プレゼンテーション13
プレゼンテーション14
プレゼンテーション15
プレゼンテーション16
こちらは見ての通り、スープの下に頭から入るプルアウト。

しかしこの場合、頭から入るのでボードは白波(スープ)に持ってかれやすく前に人が居ない事を確認する必要があります。

また浅瀬の場合は頭を打つ可能性があるので注意です!

上手な方はこのまま頭から入りながらもボードを鋭角に沈めてボードが流されないようにレールを持ち流されないようにすることができます。

プレゼンテーション17
フィニッシュを決めたり、長く乗りつないでスープになった時プルアウトの仕方。

やはり左手を軸とし、そこからボードを回していくようにするのがポイントです。

プレゼンテーション18

また後ろの手を背中側へひねると、ボードはより早く回転しやすくなるのでやってみましょう。

プレゼンテーション19

ほぼ後ろ足に体重をかけて回し、前足はボードがふらつかないようにするだけだけなので置いとくような感じで。

プレゼンテーション20

ちなみに静止画なので分からないと思うが、ある程度スピードがでているのでこれだけ体を傾けても倒れないんです。(サーフボードの裏から出てる水しぶきの量で推測できます)

スピードが出ていない時は体を傾け過ぎないようにね。

プレゼンテーション21

サーフボードが白波の上に乗っかったら、徐々に前足にも体重をかけていく。急激に強く踏んでしまわないように気をつけて。

プレゼンテーション22

あとは体を縮ませていき腹這いに戻りましょう。

プレゼンテーション23

色々と細かい動作が必要ですが、

プルアウトを覚えると、危険回避や前乗りしてしまった場合などに使えるし、

「波が悪いな~」と感じたら、すぐさまライディングを中止する事ができるので、余計な体力を使わないで済む(^^

最初はうまい事できないかもしれないけど、根気よくそして何よりも

急激にボードを振り回す事はしないで、ゆっくりな動作でも良いからボードの下に通る水の流れを感じながら行う事が大事ですよ~。(ターンをする時にも言えます)

ちょっと長くなってしまいましたが、とにかく繰り返し練習して頑張れ~♪

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