【初心者サーファー脱出!ターンを始める時の動作】
今回は斜めに行く際の体の動かし方を書こうかと…
写真一枚目は、ボトムまで降り過ぎているのが分かりますか?
これだと、斜面がなく速度が上がらないのでターンがしにくくなってしまいます。
自転車に乗っている時に例えるならば、歩いているくらいの速度でハンドルをきり曲がろうとしてもフラフラとしやすくきれいな弧を描いて曲がる事は難しいですよね?
逆に少しペダルを漕いで進めさせてから曲がろうとすれば、バランスを崩すことなく曲がれますよね♫
二枚目の写真では、足を置く位置や体の姿勢に目線が気になります。
先ず、どの方向に進んでいく場合でもパドリングしてる最中から「行きたい方向」を見ましょう。
そして立ち上がってからも一緒!進みたい方向を見る事。
次に、体の姿勢ですがヒザをこれほど曲げなくても良いです。へっぴり腰になりやすい体勢になり曲がろうとしてもお尻は重いので左側に体重が掛かりやすい。
なので、サーフボードに対して骨盤の位置は垂直であるようにし、なるべくまっすぐ立つ事を意識すること。
三枚目の写真では前足の位置が、ストリンガーに対して左側に乗っているのでこういう事に注意!
前足は中心にあり、また行きたい方向も見ている事として話をすると、後ろ足をフィンあたりまで下げると同時に、体をひねっていくのだが
モデルの方は後ろ足のヒザが曲がり過ぎて、きれいな「くの字」になっているので、少し伸ばして右側の骨盤とひざ裏・足の甲が直線状になることが望ましい。
また「後ろの手」が重要でモデルの方で言うならば右手を背中側に引いていくと自然に体がねじれていきます。
ここでは両方の手が下がっています。見栄えが良くないしつま先に体重が掛かりやすくサーフボードも傾き過ぎてしまうので、左手は進みたい方向に示してあげると良いでしょう。(何度も言いますが目線は大事ですよ)
僕が隣で指示を出したので、左手と後ろの手が少し上がりました。
ここで顔が私の方へ向いていたなら、よりターンがしやすいのですが…
シークエンスで見ると後ろの手をしっかり背中側にもっていくのがわかりますね。
波とサーフボードの接地面をよく見ると、最初の写真は右・左共に水しぶきが出ていますが、2枚目の写真では左手を後ろに回したと同時にサーフボードが傾き始め
水しぶきが次第に中心から後方へそして、左側だけが多く出始めてきた。
これを前頭でも書いたように、波の斜面(フェイス)でやると左側から水しぶきが出て、右側は殆ど出ることはない。
(参考例)
でも、乗りながら下を向いて確認してちゃ~ダメだよ(笑)
次第にサーフボードが右に曲がり始めたら後ろの手をもとに戻していき
体もなるべくまっすぐに立たせて、へっぴり腰や前かがみにならないように、徐々に前足へと体重移動していく。
しかし、波の状況によってはこの加重の仕方も変わってくるのが難しいところ…。
小波でトロ厚いブレイクの時はなるべく全体的に一歩前に出た方が良いし、小波で早いブレイクの時は後ろ足を前足に近づけたりするしと。
とにかく、初めのうちは斜めに滑っていく際、極力ノーズを上げない事。
それと極端に腰を落とさない事。
そして体は後退しないように気をつけて。
これも良くある話だが、徐々にスピードが出てくると
上半身がどんどん後ろに下がってしまい、(恐いのかな?)しまいにはスッテンコロリンとボードだけ前に、人間は海に落ちてしまう。
しっかりと、上半身の体重を足の骨に乗せてサーフボードを滑らせていきましょう!
おしまい。